みなさん、いかがお過ごしでしょうか。スズシロです。
MIS.WのOB・OG企画、老人誌の締め切りも終わって落ち着きましたね。
突然ですが、私が仕事を休み始めてから1年経ったらしいです。 一部の人には話してあるのですが、 同人とか色々誘っていただいたりする方に断るときすごいふわっとした説明しかできなかったので、 自分のための覚書きとか、いろいろのためにここに書き残しておこうと思います。
今の状況
今は仕事を辞め、傷病手当金という制度を使って生活しています。 病名的には「適応障害」というもので、現在治療中です。 弱めの向精神薬と睡眠導入剤を飲んでいます。 なので現在は無職です。求職も何度かやってみましたが、今は中断しています。
経緯
なんで仕事を辞めたのか
仕事が手につかなくなった
ちょうど一年前くらいの話です。私の担当している現場が大炎上していて、 数か月80時間近くの残業が続いて、その月の残業時間も言えないくらいになってきたころでした。
それまではまあなんとか耐えていたのですが、 久々にDiscordで大学同期と話した時に自分の置かれた状況の異常さに改めて気づいたというか、 目を背けられなくなったのです。色々まずいのは分かっていましたが、見ないようにしていたのかもしれません。
翌日。
この仕事をどうにかして辞めないとまずい、でもどうやって?まだ仕事はたくさんあるのに?
そんな思考が頭の中を支配して、まったく仕事が手につきませんでした。
一つもタスクが進まず仕事どころではない……どうにかしないといけない……
何重にも焦りが重なってこれはまずいとなり、
その日は体調が悪いということにして次の日の午前中に病院に行かせてもらうことにしました。
寝る前に近くで評判が悪くなさそうですぐに予約できる心療内科を探して予約をしました。
心療内科に駆け込む
次の日に診療内科に行きました。 担当の先生によって合う合わないがあるというのを事前の調べで見ていたので、不安になりつつも到着。 問診表を書き込み、先生に現状を話しました。
うろ覚えですが、その時伝えたことはこんな感じ。
- 残業が多い状態が続いている
- この仕事を辞めなくては、など将来のことを考え不安になる。呼吸が浅くなる。
- その不安に思考を囚われ仕事への集中が困難
- あまり眠れていない
とりあえずすぐにでも仕事を離れて休んだ方が良い、と言われました。 薬は抵抗があったので、その日は診断書の発行と睡眠薬の処方をしてもらい終わり。
家に帰って、泣きながらメールを打ったのを覚えています。
その時はとても直接電話をできるようなメンタルではありませんでした。
休職開始
メールを送ってしばらくして、状況を了承した、ゆっくり休むようにという旨のメールが来ました。
続いて総務の担当の方から休職手続きについてのメールが来て、後日部長と直接話して……
正直このころの精神状態がどんなだったかは覚えていませんが、ちょうどその時期に新しく買ったPCがしばらく開封されなかった覚えがあります。
そのくらい生きるエネルギーが無かったです。
申し訳なさとこれからへの不安と色々ごちゃまぜでした。
傷病手当金は申請してからもらえるまで時間がかかる+さすがに働いていた時より減るので僕にしては珍しく貯金があってよかったです。 保険はいるときに働けなくなって土岐の保障みたいなやつつけとけばよかったなと思いました。
3か月後
勤続年数的に休めるのは3か月でしたが、一応かなり引き延ばして復職した前例もあるので心配しなくてよいという話もされていました。
ですがこのまま辞めずにずるずると休むのも私のメンタルへ悪影響でした。(申し訳ないな……という気持ちが発生し続けるので)
加えて、その時の精神状態では元の仕事に戻りたいという気持ちはなかったのでそのまま3か月で退職になりました。
その後の療養生活
正直、毎回のカウンセリングで何をどう話せばいいかも未だに分からず、よくなっているのかどうか実感もありません。
今考えれば鬱みたいな症状は大学の研究室に入ったあたりからあったことで、もはや「一番元気な時に比べてどうですか?」と訊かれても前のこと過ぎて分からない……
求職活動も何回かしてみましたが、メンタル的にダメそうでここまで来ました。
もっとひどい症状がどんなものかも知っているので、自分の今の状態が病気と呼べるのか疑問に思うこともありますが僕は所詮素人。 先生の言う通りにしていこうと思います。
とりあえず、睡眠が大切らしいのと、午前中に起きれると気力があることが多いのでそこだけを気を付けて生きています。 ただ、「こうあるべき」とか「こうしなくてはいけない」という思考回路も僕の悪いとこなのでそこそこで。 先のことを考えると辛いので、「とりあえずは今を楽しく生きることを目標にしてください」と言われています。
なので、昼間から僕が遊んでいても温かい目で見守っておいてください。
みなさんにも
正直、僕は働けなくなるとか他人事だと思っていました。 皆さんにも他人事ではないと思います。 責任感が強い人とか、自分で何でもやろうとしてしまう人とか、 僕みたいに人からどう思われるか気にしすぎる人は特にそうかもしれません。
きっかけは同期と話したことでした。 でも正直あのまま働き続けていたら精神疾患がもっとひどくなって生きる気力も失っていたかもしれないですし、 先に身体を壊していたかもしれません。下手したら過労死しています。 (実際仕事の帰り道にどれだけ息を吸っても酸素が体に入ってくる感じがしなくて倒れるかと思ったこともありました。) なので同期には感謝しています。
周りのみんなには同じようになってほしくないので、 どうか自分の身体とメンタルは何よりも大事にしてください。 よく寝てください。僕からのお願いです。
自分のために
最後に、自分のための覚え書きを残します。
- 仕事のこと
- できないことはちゃんとできないと言う。
- 上司も人間なので、信じすぎない。ヤバそうなところはちゃんと進言する。
- 許容量は人それぞれなので、自分がきつくなってきたら上司に相談する。きついと伝える。
- できれば、相談できるように信頼関係を作っておく。
- 相談できなければ、病院に行く。
- 必要な時は休む。
- 現場をどう回すか考えるのは上司の仕事なので、自分が抜けた後のことは考えない。
- 産業医のカウンセリングはちゃんと使う。
- 生活のこと
- 今を楽しくすることを考えるとよさそう。
- なるべき、するべきではなくてなりたい、したいことを考えられるとよいかもしれない。